突如としてはじまり、継続性がなかったウサムとニャンニャンがラブコメ映画について語っていくシリーズ。まだ2回目の今回はWBCで日本が優勝したこともあり(14年ぶりというのに時代を感じた……)レッドソックスの熱狂的なファンである男性と女性の恋愛を描いた「2番目のキス」を取り上げる!
「2番目のキス」のあらすじ、ストーリーは?
ニャンニャン「2番目のキスってどういうあらすじか簡単に説明して」
ウサム「数学教師のベンとビジネスコンサルトのリンジーが恋愛関係になって、ベンったら性格は良いし、ユーモアはあるし、なんでフリーなんだろう?と思ったら一番の恋人はレッドソックスだったって話だよ」
ニャンニャン「めっちゃ簡単に説明したな。原作は原題にもなってる”Fever Pitch”ね。「ぼくのプレミアライフ」で映画にもなってるけど、アーセナルのサポーター(グーナー)なのを、アメリカでリメイクするにあたって野球にしてる」
ウサム「1988年のシーズンでアーセナルが優勝する話を、2004年のメジャーリーグでレッドソックスがワールドチャンピオンになった実話が題材になってる!しかも最初はレッドソックスが優勝するとは思ってなかったら本当に優勝しちゃったからストーリーを変えたらしい」
ニャンニャン「まさに事実は小説よりも奇なりってことか。2回も映画化されてるわけだけど、この話の面白みってどこにあると思う?」
ウサム「そりゃ実際のスポーツの試合と恋愛が関わってくるところだね。日本でもリメイクできそう!日本でもやっぱり野球になんのかな。カープの25年ぶりの優勝の時とか?」
ニャンニャン「あんたがカープファンだからでしょ!」
「2番目のキス」のキャストは?
ニャンニャン「キャストは魅力的ね。特にドリュー・バリモアはラブコメ女王健在って感じでキュートだった」
ウサム「しかも自分で製作もしてる!この映画の前の年には『50回目のファースト・キス』もあるし、キャリアに苦しんでた印象があるけど、全然そんなことはない」
ニャンニャン「ジミー・ファロンは司会だけじゃないんだね」
ウサム「司会の印象が強いけど、もっと役者でも出て欲しいなぁ!やっぱりユーモアがあると魅力的だよね。僕もあぁいう会話を目指したい!」
ニャンニャン「ウサムってつまんないもんね……」
ウサム「……」
ニャンニャン「あとスティーブンキングも出ててウケた」
ウサム「レッドソックスの選手が普通に出てくるのも面白い。デーモンとか愛されてるなぁって感じがするけど、この後ヤンキースに行くという……ちなみにデーモンの18番を継いだのは松坂だよ。Dice-K。これは2004年に優勝したことが題材だけど、この3年後にはまたワールドチャンピオンになるんだよね。その時松坂と岡島が……」
ニャンニャン「野球の話止めろよ!」
「2番目のキス」の意味は?ネタバレあり
ニャンニャン「2番目のキスって邦題はどういう意味なの?」
ウサム「どうやらレッドソックスが1番だから私は2番ってことらしいね」
ニャンニャン「最悪……」
ウサム「確かイギリス版の「ぼくのプレミアライフ」は割とアーセナルとの付き合い方を考えて大人になるって話だったけど、こっちはそうなると見せて恋人が彼の趣味を受け入れるってオチだったね」
ニャンニャン「クライマックスにグランドに侵入するのに笑った」
ウサム「最初はマジかと思ったけど、なんか観客も受け入れてるし、そういう大らかさが良い映画だよね」
ニャンニャン「バンビーノの呪いっていうのがある意味、ベンにもかかってたんだよね。それをリンジーが解いてあげたとも見えるね」
ウサム「なるほど。確かにあれぐらいしないと呪いは解けないってことか]
ニャンニャン「あとは冬の男の時は好きってのもウケる。シーズン中、つまり夏の男の時はどうかしてたもんね」
ウサム「じゃあ長野は嫌いってこと?」
ニャンニャン「その夏に成績を上げるって意味の夏男じゃないよ!」
ウサム「ちなみにサントラもメジャーリーグっぽいというか野球場でかかる感じの曲が多かった」
ニャンニャン「ラストで流れるドロップキックマーフィーズの”Tessie”はレッドソックスのチームスタッフの間で歌われてた曲で、リバイバルで出したってwikiに書いてた。バンビーノの呪いを打ち破ったから公認曲なったんだって」
ウサム「野球好きで映画好き、ラブコメ好きなら結構面白い作品かも!」
ニャンニャン「でも2番目のキスって……ウサムはもちろんニャンニャンが一番でしょ?」
ウサム「当たり前でしょ!」
ニャンニャン「でも私にとってはウサムは1番じゃないのが人生の悲しいとこよね」
ウサム「あっ……」
ニャンニャン「えへっ」
登場動物