「ゴーストバスターズ/アフターライフ」感想、レビュー

「ゴーストバスターズ/アフターライフ」感想、レビュー
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1980年代に世界的大ブームを起こした「ゴーストバスターズ」の正統派続編です。

ゴーストバスターズのメンバーの孫であるフィービーたちは、祖父が残した古い屋敷に引っ越してきます。

そこでかつてゴーストを退治していたガジェットを開けてしまい、街に異変が起きる――

本作はなんといっても少年少女たちが世界を救うジュブナイル版ゴーストバスターズになっていて最高でした。

そして何と言ってもフィービーですよ!ポール・フェイグ版(2016年)も踏襲した科学者の眼鏡の女の子!

彼女がプロトンパックを背負い、レーザービームをぶっ放してる場面は全て輝いています。

ビームの反動に耐えながら、眩しそうに、なおかつ「おっ!いま良い感じかも!」といった具合に少し楽しそうな表情でゴーストを退治するのです。

フィービーを演じたマッケンナ・グレイスは自分で作った主題歌まで歌って彼女のアイドル映画としての魅力全開です!

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監督はオリジナルの監督アイヴァン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマン。

これまでシニカルなコメディで鳴らしてきた彼がブロックバスター大作の続編で描いたのは、文字通りファミリー映画で、これまでで最もパーソナルな物語です。

彼は「ジュノ」「マイレージ・マイライフ」「フロントランナー」など主人公たちの問題をどこか突き放した視点で描いてきました。そして主人公たちは、ラストに一人で次のアフターライフを歩み始めます。

それは若くしてハリウッドでフィルムメイカーとして道を切り開き成功した監督自身が重ねられているかもしれません。

本作がこれまでと違うのは、最後に主人公を手助けする存在がいることです。

それは一体誰なのか?

ゴーストバスターズだからこそできたラスト。

今思い出しても泣けるぐらい感動します。

それは作品世界で閉じてるわけではなく、観客のパーソナルな部分にも踏み込んでいるからです。

映画のキャラクター、監督、役者、そして観客のパーソナルな思いが重なる瞬間を是非劇場で体験してください。

関連作「ゴーストバスターズ」「ストレンジャーシングス」「gifted ギフテッド」

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