ルパン三世 THE FIRST(あらすじ/感想/ネタバレ有り)

ルパンを3DCGにした「ルパン三世 THE FIRST」見にいきました。初日18時台だったんですが、思ってたよりお客が入ってなくて大丈夫かなと思ったけど、アナ雪もあるし、ドラクエもあったしだからかな？ルパンは「めちゃめちゃ詳しいわけじゃない」ぐらいの多くの人と同じレベルだと思います。以下ネタバレありです

第一幕

冒頭、イケオジと手に赤ちゃんを抱いた夫婦が何かを手渡しています

その後、車で移動する夫婦

しかしその渡されたものをめぐって、もう一台の車から追撃を受けます

この辺のカーチェイスはとても良かったです

なんか人間は3DCGで若干の違和感(最初は)を感じるんですが、車とかはめちゃくちゃしっくり来てて、かっこよかったですね

この辺はカリオストロのカーチェイスを今やったらこうなりますよね！という感じでした

先ほどのイケオジの元には「ナチのイヌめ」というセリフから親衛隊(SS)かなんかが来て、先ほど渡していたブツを探していることがわかります

なので時代設定は1930年代〜40年代といった感じでしょうか

そしてイケオジはその場で殺されてしまいます

そして車で逃げる両親は逃げ切れたかという時にトラックだったかな？と巻き込まれ事故みたいな形になって死んでしまいます

残ったのは赤ちゃんとそのブツだけでした……みたいなのがオープニング(確か)

そのタイミングで確か「ルパンザサ〜ド！ワオ！」とオープニングが始まります

これですね！今までのルパンのオープニングのオマージュもありながら、なかなかかっこいい仕上がりになってたと思います

そして冒頭の事故から十数年後……

オークションでブレッソン教授が残していたという「ブレッソンダイアリー」が出品されます

先ほどのイケオジがブレッソン教授ですね

そして狙われてた物が、「ブレッソンダイアリー」というわけです

そしてこれがめちゃめちゃお宝ということでルパンからの犯行予告が来ます

安全な場所に移動しろ！と移動させようとしますが、警察？の女の子が異変に気づきます

「銭形警部！ルパンです！」

女の子というかもろに広瀬すずです笑

そして銭形とルパンの追いかけっこが始まり、ルパンはブレッソンダイアリーはひとまず置いとき、逃げます

一方、ブレッソンダイアリーを移動させる男性と広瀬すずですが、広瀬すずが「ごめんなさい」と言いながら催涙スプレーをかけて、ブレッソンダイアリーを奪います

その様子から本職の泥棒ではないことがわかります

そして息も絶え絶えに外まで行きますが、そこでルパンにブレッソンダイアリーを取られてしまいます

「返して！」「やだね〜」みたいなイチャイチャをした後、銭形たちが来て捕まえようとします

さらにブレッソンダイアリーは不二子がとっていきます笑

ルパンは毎度のことなので逃げるのなんて余裕ですが、広瀬すずが捕まりそうになったのを助けて捕まってしまいます

広瀬すずは捕まらずに済みますが、無線で「やっぱり私にはこんなことできませんでした」と報告し走って逃げます

「がはははは！」とルパンを捕まえ、ルパンの顔に落書きをする銭形

ブレッソンダイアリーはルパンのおじいさん(つまりアルセーヌ・ルパン)が唯一盗めなかったお宝だそうで、「血は争えんなー」みたいな話をしていると

次元と五ヱ門が助けに来ます(↑これ)

不二子はブレッソンダイアリーを年老いたランベールと若頭といった感じのゲラルトの元に（ ゲラルトの方が立場は上です）

ちなみにこれはサンペールです

さてさて引き渡すだけのはずでしたが、不二子の細工がバレて不二子は捕まります

実はこのブレッソンダイアリーというのは、あるエクリプス(日食)と呼ばれるすごいもんの鍵となっている書物で、その書を見るためにも機械仕掛けの細工がされています

なのでエクリプスまでには、二重に鍵がかかってる状態という感じでしょうか

ルパンはというと、広瀬すずの部屋に侵入。名前はレティシアでした

ここでエクリプスの説明や実はレティシア、考古学を学ぶ熱心な学生であることが明かされます

そしてレティシアは、着替えるといって無線でルパンが部屋にきたと報告。

先方からルパンを連れてこいと言われます。

そしてルパンと組もうと言って、ルパンは渋々付き合うことに(なんて言ったかは忘れた。場所知ってるとかだっけ？)

第二幕

貨物に乗って移動し、ブレッソンダイアリーの元までちょいちょいと潜り込む2人

ブレッソンダイアリーを開く仕組みはわかったルパンですが、指定されたアルファベットを並び替えた8文字？のキーワードが必要だとわかります

そうこう言ってる間に、レティシアはブレッソンダイアリーの起爆装置を作動させます

制限時間以内にキーワードを入れないと爆発するそうです

「おいおいまさかな」とか言いつつ、ルパンがキーワードを入れるとカウントダウンもストップ

ルパンは見事ブレッソンダイアリーの鍵を開けたのでした〜

肝心の中身ですが、古代語で書かれていました。しかしレティシアは考古学の専門なのですらすら読んでいきます

そしてメキシコのテオティワカン文明あたりに、エクリプスがあるとわかります

そして使えないなら使うなとも書いてありました

まぁ言うたら、ブレッソンダイアリーが攻略本みたいな感じになってるということですね

「それじゃあぱ〜っと行きますか〜」となったとこで

「ごめんなさい、ルパン」

ルパンを使って鍵を開けさせたのは、レティシア側の策略で、レティシアがランベールとゲラルト側の人間だったことが判明します（まぁ声で分かってた話ですが）

ルパンも分かってましたが、ブレッソンダイアリーのところまで行くにはこの方法しかなかったからついてきたみたいです

ランベールはレティシアの義理の祖父？笑というか育ての親で賢いレティシアを利用してたんですね

ここでちょいとおかしいのがランベールがルパンに詰め寄った時に、警備みたいな人たちがランベールを引き離そうとするんですよ

そして引き離された後、またランベールがルパンに詰め寄るところがあって……？

ん……？となりました。そもそも最初に引き離した意味がわからん

ただこういう気になる動きはドラクエに比べたら格段に減ってましたが

そして一応のミッションを達成したレティシアはボストン大学で考古学を学びたいとランベールに言いますが、ランベールは典型的なモラハラをしてレティシアを罵倒します

ただブレッソンダイアリーも開けたとかなんとかでボストン大行ってもいいよ〜というとレティシアは大喜びで部屋を出て行きます

さて囚われたルパンですが、連れて行かれた先には不二子もいました

すると不二子は例のごとく色仕掛けをして(というか見張りに声かけただけだけど)

飛行艇に乗って脱出していきます

ルパンもゲラルトとランベールが乗ってる飛行艇に潜入します

そしてゲラルトからエクリプスの正体が、古代兵器的なことが明かされます

更にはあのヒトラーがブラジルに逃亡していて、再起を狙ってるとの情報が！

写真からどうやらヒトラーは車椅子に乗ってますが、エクリプスがあれば第三帝国が復活する！とゲラルトは興奮しています

ゲラルトはナチの残党だったわけです(ランベールも名前は忘れたけど、そういう組織に入ってる)

ただこれを聞いていたのがレティシアです

「育て方を間違えたな！」とゲラルトはランベールにレティシアを消すように命じ、一応育ての親なんで躊躇してるとゲラルトが空から落としてしまいます

それを見てたまらず飛び出したルパン

特に考えもなく飛び出したそうですが、不二子が先ほど乗っていた飛行艇で助けに来てくれます

それでもなお追撃してくるゲラルトたち

地上では車で次元と五ヱ門が助けに来てくれます

車は爆発してしまいますが、間一髪逃げ切ることに成功

移動手段がなくなったので、銭形と休戦協定を結んでインターポールの力を借りて移動します

自分のせいでエクリプスが悪者の手に渡ってしまったと嘆くレティシア

しかしここでルパンからキーワードが「レティシア」であったことと、レティシアの本当のおじいさんはブレッソンであることが明かされます(見てればわかりますが)

更にアルセーヌ・ルパンが唯一盗めなかったと言われていましたが、機会仕掛けを作ったのは「じいさんじゃね〜かぁ〜」とルパンは気づき

かつてブレッソンとアルセーヌ・ルパンが組んでたことがわかりました

更に更に有能の権化ルパンはブレッソンダイアリーをすり替えていました(ここのゲラルトの演技も気になった)

さてさてゲラルトたちはエクリプスが眠る古代文明へと向かいます

ただインディジョーンズの過剰版みたいな遺跡のため、攻略本(ブレッソンダイアリー)がないと進めないと一旦戻ります

その後に来たのが、ルパン一行

アッカド語が使用されてると言う箇所を読み、どうやら壁に無数にある玉のどれかを目にハメれば進めると判明

この空間自体が重力操作がされているのですが、次元が逆さまになっている時に正解っぽい玉を発見

玉は重力操作ができる代物でした

そしてルパンがそれを取ってハメると無事次に進むことが出来ました！

そしてわざとらしく「これ使えそうだな〜もっとこ〜」的なことを言ってルパンは玉を持って進みます

次のステージではどうやら隕石が必要だと判明します

ここで都合よく五ヱ門の斬鉄剣が隕石由来であったため、進むことができました

五ヱ門の持ってる刀が隕石由来というのは原作の「流星」という刀からきてると思われますが、それにしても都合のいいことに変わりありません

斬鉄剣を置いて行かなければ渡れないため、五ヱ門は泣く泣く斬鉄剣を置いて進みます

最後の難関ですが、これは通ったらビームが出る代物でした

攻略法はなく無理ゲーかに思えましたが、ルパンはゴール地点にシルクハットがあることに気づきました

じいさん(アルセーヌ・ルパン)のやつだ！と気づいたルパンは次元の帽子を投げてルートを確認し、華麗に進みます

ここでルパンのテーマが流れて、ここはかっこよかったですね(予告でも使われてるスローになるとこです)

成功してこれをやります。決まった〜！

ちなみにここでステッキが映されて多分「Ⅰ」って描いてたんですけど、枠で囲ってるから「Ⅱ」に見えました(見た人には伝わると思います)

さてさてクリアしたのを見ると、ゲラルトたちがやってきてまたしてもルパンたちは囚われます

エクリプスを起動したランベールは(ランベールは学者だから字とかが読める)

ゲラルト、そしてレティシアを連れて飛んでいきます

ランベールはルパンたちを消そうと、エクリプスを操作すると、小さいブラックホールみたいなのが発生

その場を飲み込んでしまいます

これはやべぇやつだ！と興奮するゲラルトですが、今や力を手に入れたランベールが俺は世界の王だ！とブレッソンダイアリーを燃やし、

ヒトラーへの忠誠なんてどこへやらでゲラルトを従わせようとします（そりゃそうだ）

ただランベールは対人戦では雑魚のため、ゲラルトに投げられてしまいます

その隙に、レティシアはエクリプスを消そうとしますが、ゲラルトに銃で撃たれそうになります

ただここでレティシアの代わりに銃弾を受けたのが、ランベールでした

ランベールも「体が勝手に……」的なことを言ってましたが、ランベールかなり情緒が安定していません

レティシアを孤児院から引き取った回想とかがあったので、多分感動を狙ったシーンだと思いますが、ランベールの心の旅が見えないのでそこまで感動しません

あとレティシアが「ルパンさん、みなさん……！」っていうセリフを言うんですが、その言い回しが気になりました

そんな時、無線でヒトラーが是非エクリプスを見たいという連絡が入ります

第三幕

そしてヒトラー登場！

ゲラルトは大興奮です

レティシアは隙をみて銃口をヒトラーに突きつけますが、ヒトラーはニヤッとするだけ

ゲラルトに連れて行け！と言われて、連れて行かれます

ヒトラーとゲラルトはエクリプスの元に

まぁ文章を読んでいても分かったと思いますが、このヒトラーはルパンで、後ろにいた護衛は次元たちでした

ゲラルトはヒトラーにエクリプスの操作方法を意気揚々と教えて(なんか簡単そうだった)

ルパンはエクリプスを消そうとブラックホールを発生させます

しかし「授業でヒトラー死んだって習わなかった？」とコケにされたゲラルトは

ブラックホール発生後、ルパンを消そうと奮起

最後は拠り所にしていたヒトラーの写真(これもルパンたちが作ったもの)と共にブラックホールに吸い込まれていきました

ルパンはというと、「これ使えそうだな」と言っていたあの玉で地上に降りてきます

そして最後はレティシアがクラリスのようにルパンについて行きたそうな素振りを見せますが

ルパンはボストン大学の招待状をレティシアに渡して去って行きます(ルパンがレティシアの論文を送ってあげてた)

最後はカリオストロの「炎のたからもの」みたいな歌謡曲が流れて終わってました〜

めでたしめでたし〜

ルパン三世が3DCGになった！以上！

感想としては、可もなく不可もなくといった感じです

一言で言うなら「あのルパンが3DCGに！」だと思います

内容もあまり「THE FIRST」感がないし

そうか3DCGが「THE FIRST」ってことか

ルパンや声優のファンの方は見に行っても良いと思います

ただ内容的には金曜ロードショー特別編でおっけーという感じでした