1月26日(水)(思い出し)
仕事したこと以外あまり覚えてません。
そういえばチョココロネとコーヒーをもらって食べたんですが、結局コーヒー×チョコがこの世で一番うまいかもしれません
1月27日(木)(思い出し)
文芸坐で「鉄砲玉の美学」「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」を見てます。
今日もチョココロネとコーヒーをもらってますね。
ちなみに最近はずーっとお好み焼きを食べているんですが、ソース×マヨネーズかコーヒー×チョコのどっちがうまいんでしょうか……
1月28日(金)(思い出し)
朝からウェス・アンダーソンの新作「フレンチ・ディスパッチ」(グランドシネマサンシャイン)
どこまでもウェス・アンダーソンでした
僕の感想はこれです
次に高田馬場に移動してケリー・ライカート特集です。「ミークス・カットオフ」「リバー・オブ・グラス」です
どちらも面白かったです
家に帰ってからは「疑惑のダンス」と鎌倉殿を見てますね
1月29日(土)
今日も朝から文芸坐に。「千年女優」「パプリカ」の2本立て。文芸坐で今敏を見るだけでも3回目ぐらい。
多分最初に文芸坐で見たのはオールナイトだった気がするが、その時は割とまだ普通のアニメ映画の熱気だった。
前回早稲田松竹でもやってた時あたりから熱気が出てきたような……
今敏の最高傑作は「パーフェクトブルー」ですね。
肉の日なので、以前から「29日は半額!」というのが目に入っていた焼肉ライクにはじめて行ってみた。
焼肉ライクは簡単に言うとひとり焼肉で焼肉をファーストフードで食べるみたいなコンセプトの店です。
半額なのは和牛カルビだけで、後は普通通りでした。今金がないので困りましたが、
仕方なく休めのセットと和牛カルビ50g(半額)を頼みました。
和牛カルビは3枚しかなかったんだけど(50gだからね)めっっっっっっっっっっっっっちゃうまかったです。
ファーストフードなので、ちょっと焼肉食べたいなって時に行くのが良いと思います。ランチタイムはごはんおかわり自由だし!
でも焼肉はたくさん食べたいので多分もう行かない。
1月30日(日)(思い出し)
今日で文芸坐が一旦休館です。「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」「徳川いれずみ師 責め地獄」でした。
どちらもやばい映画でした笑
「恐怖奇形人間」の感じなら「光る風」という漫画の冒頭のシーンは出来そうだなと思ったりしました。
あと「最も危険なアメリカ映画」(町山智浩)をようやく読み終わりました。部分的にはもちろん読んでいたんですが
この本は確かイベントで買った本です。「國民の創生」上映のイベントがユーロスペースであって、町山さんが解説しながら見ると言うやつでした。町山さんのサインつきの本です。
調べたら買ったのは2016年!もう5年経とうとしてるのか!
1月31日(月)(思い出し)
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(増田俊也)の文庫版下巻を読み終わりました。
めちゃくちゃ面白かったです。
一面では割り切れないと言うのが人だし、人生ですよ
大河ドラマですよね。木村政彦が晩年に故郷で妻に言った「これで良かったよね」というシーンは感動しました
これも格闘技界の人間関係を描いた話ですが(落語界は「師匠、御乱心!」)、こういう話は面白いですね。
あとは格闘技界から見た昭和史という面もべらぼうに面白かったです
2月1日(火)
今日は撮影のために道路使用許可をもらってきた。ちょっとめんどくさかったけど、おじさんが気さくな感じで親切に教えてくれた
僕が思うに警察署内にいるベテランはそんなにきつい態度じゃない。外にいる警官がやっかい
これは多分心の余裕だろうなぁと思います。
そして「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」2回目を見た。
1回目よりもテーマ性がより伝わってグッときた。それに長回しなど手持ちが効果的な場面がたくさんあったことに気づく。
ただやっぱり最後のピーターがするお願いが良くわからない。
最初はネタバレにならないように書いていたが、面倒だし、ふわっとしているのでネタバレありで書きます。見たい人は続きを見てください。
※以後ネタバレ※
最後にピーターは「自分の存在をこの世界の人全員から忘れさせて」といったことをお願いします。
ピーターは最初ドクター・ストレンジに「ピーター・パーカー=スパイダーマンという記憶を消して欲しい」とお願いします。
でも途中で「MJは……、ネッドは……、メイおばさんもいた!あっハッピーも忘れてたわ……」という具合になってドクター・ストレンジから「あ〜あ、君が集中させてくれないからやばいことになったよ!」とマルチバースが発生します。
僕は初見時にこの最初のお願いじゃダメなの?と思ってました。
これなら別にピーターはネッドやMJと普通に恋愛、友情関係は結んだまま暮らせるからです。
もし2人がピーターではなく、スパイダーマンに興味を持っていたなら関係は崩れますがそうではないでしょうし(特にネッドは絶対に)、万一そうだとしても彼らが顔見知りというのは変わりません
なのでその辺のシーンだけめちゃくちゃ考えながら見てて、一応は納得しました。
3つほど分かったことがあります。
①最初の時と最後の時はピーターが解決したい問題が違う
最初は「ピーター=スパイダーマン」と世間に知られているために、ピーターだけでなく周りの人間に悪影響を及ぼしてしまうことが問題でした。
2回目見て改めて思ったことですが、大学進学というのは人生にとって大きなテーマですが、世界がどうなる!?とかに比べるとパーソナルなことです。でもティーンにとっては人生の一大事です。(だからこそカンニングや自殺も起きてしまいます)
それが「スパイダーマンの正体」が知られていることで、実力はあるのにいけないという大問題が発生。これは現実のアメリカを表しているともいえます(日本もそうっちゃそうですが、向こうは優秀な成績を示して、奨学金がもらえないとほぼ進学できない状況というのが映画でも繰り返し描かれている。「コーダ」もそうでした)
やはりジョン・ワッツ版スパイダーマンは良い意味でどこまでも等身大の物語だなと思いました。
それが最後は本当に「世界がどうなる!?」という問題に状況が変わっています。
最初と最後の解決したい問題が違うので、ピーターがするお願いが違うというのは理屈は通ってます。
②最初と最後のお願いはベクトルが逆。スパイダーマンの存在は絶対に消せない(消えない!)
podcastでは話したんですが、僕はじゃあピーターが「スパイダーマンという存在を世間から忘れさせてくれ」とお願いすれば良かったんじゃねーかと思いました
ラストシーンは、ピーターがスパイダーマンにならなかった世界線でMITにネッドと通っていると言う感じです(それならやっぱりMJとはなんもなさそう笑)
それでもピーターが蜘蛛にかまれたという事実は変わらず、ムズムズを感じて再びスパイダーマンに……という予感を感じさせて終わるみたいな終わり方です
でも2回目見たら「スパイダーマンというヒーローの存在」、もっといえば「ヒーロー」という存在を絶対に人々の心の中から消してはいけないということが分かりました
それはメイおばさんの墓碑の前でのハッピーとの会話が端的に示しています
なので「スパイダーマン自体をなかったことにする」という僕がパッと思いついた案は使えません。
そう考えると最初のお願いはどちらかと言うと、「スパイダーマンという存在をみんなの記憶から消す」というお願いであったのに対して、
最後は「スパイダーマンではなく自分の存在を消す」つまり真にヒーローになると、反転しているのではないでしょうか
それであれば最後のお願いも納得はできます
③結局最後ドクター・ストレンジは何を防ごうとしていたのか?
2回目見て最終的に分かったのは、「結局最後はどういう問題が起きたか?」というのを理解しないといけないということです
そのためにはもっと最初の段階で集中しておかなければいけなかった!というかマルチバースの何が問題かを理解してないと最後の展開は理解できません
最後は多元宇宙からおそらく敵がわらわらと集まってきていてやばい!みたいな状況だと思います
その敵たちはいったいなんなのか?ドクター・ストレンジによると「スパイダーマンではなく、ピーターパーカーに集まってきている」といったような説明だったと思います
でなければ余計に「最初のお願いじゃダメだったの?」という僕の疑問は深まってしまうからです
であれば何故ピーターにあいつらが集まってきていたのか?を考えないといけなくて、それがちょっとまだ分かりません
まぁ確かに他の世界の人来たらやべぇな!という大雑把な解釈で見てしまっていたために、最後がわからないということが分かりました!
なので「ピーターが自分の存在を消して」というお願いじゃなければダメだった理由は分からなかったのですが、とりあえずそこは棚の上に置いといて(エポケー)
ピーターが真にヒーローになるために必要だった選択だと思って、最後の展開を見ると号泣でした
ドーナッツショップでネッドとMJがMITに入れたと分かった時のトム・ホランドの嬉しそうな表情を見てください。
そして自分の正体は明かさず、そっとポケットにしまう
ヒーローは自分じゃなくて他の人を救ってこそなんですよ!
こんな切ない展開に泣かずして一体いつ泣くのか!
ヒーローっていうのは孤独な存在なんです。それでもマルチバースの二人。彼らなら同じピーターなので孤独も色んなこともわかってくれるんです。自分は一人じゃないんです。
それを言葉で言わず、最後は2人のデザインも入れたスパイダースーツで表しているという……
めっちゃ良くできてる!!!!
「3」それは魔法の数字さ
コメントを書く